ありますね。

ダブル洗顔不要のほうがやさしいかどうかはあまり関係なくて、ダブル洗顔という行為自体がその人に合うかどうかが重要。ダブル洗顔不要のほうが肌にやさしいと言われるのは「ダブル洗顔がそもそも合っていない人が多かったんじゃない？」という話だと思います。

おそらくそうだと思います。ダブル洗顔でみんな洗いすぎてしまっていたんでしょう。
だけどダブル洗顔不要のクレンジングが登場したことで「ダブル洗顔しなくていいんだ！」となり、結局ダブル洗顔やめたら「肌の調子がいい！」となったことで、「ダブル洗顔不要のほうがやさしいんだ！」という流れじゃないかな。ダブル洗顔不要のクレンジングがやさしいというより、そもそもダブル洗顔が合っていなかったんだと思います。

そうだね！ そもそもダブル洗顔不要のものも、ダブル洗顔必要なものも、そこまで変わらないというのが一般的かな。

成分的にはあまり変わらなくて、機能的に若干違うという感じ。
そもそもなんでダブル洗顔をするかというと、クレンジングの油分残りを取り除きたいから。でもクレンジング自体がさっぱりめで、油分を取り除く必要がなければ、ダブル洗顔不要ということになるよね？ だから「成分」として特別なものが配合されているわけではなく、「処方」に秘密があるんだよね。油分を少なくしたり、界面活性剤の量を増やすことでさっぱりめに仕上げて、ダブル洗顔が必要ない状態にする。これがダブル洗顔不要のクレンジングのポイントだね。

そう。例えば、界面活性剤の量を増やすことによって、洗浄力をあげてさっぱりめにする。界面活性剤のパーセンテージが増えることによって、油分の比率も下がるから、さっぱりめに仕上がる。中身は変わらず、処方によってさっぱりめか、油分多めかという違いが出るよね。あとは、界面活性剤の組み合わせを変えることでさっぱりめに仕上げるというのもあるかな。

その場合は成分の違いになるね。ただ、「ダブル洗顔不要だからこんなすごい成分が入ってます」ということではない。それに界面活性剤の組み合わせの違いは、クレンジングによって全部違うんだよね。その組み合わせの違いだけでさっぱりめを作ってるって感じ。

そう。単純に油分が減ればその分さっぱりに仕上がるということ。オイルフリーのクレンジングであれば、すごくさっぱりに仕上がるよ。

そもそも「界面活性剤ってなんなの？」という話になるんだけど、界面活性剤は水と油を混ぜる、馴染ませるためのものだよね。だとすると、水性も油性もどちらも落とせることになる。クレンジングは油性、洗顔料は水性みたいな話は都市伝説みたいなものだね。

洗顔料は、クレンジングの油分を取り除くためにあるでしょ？ ということは、結局洗顔料もクレンジングと同じように油分を落としているんだよね。だから、クレンジングが油性、洗顔料が水性の汚れを落とすっていう分け方は正しくないです。

そうだね。もっと言うと肌に残した方がいい油分と残さないほうがいい油分があるんだよ。使っているクレンジングの油分がスキンオイルに使われているような高品質なオイルであるならば、ある程度残してあげたほうがいいこともあるし、肌に刺激となるような油分で作られているクレンジングならば、ダブル洗顔で落としてあげたほうがいいこともある。油分の残り具合だけでなく、その油分の質にも左右される。

成分的にどうこうは判断できないから、ダブル洗顔しない時とした時で、どっちのほうが肌の調子がいいか、よく確認して判断して欲しいですね。まず自分の肌を知ることが大切だから、どっちも試してみて、乾燥しないか、ニキビができないか、メイクノリがどうなのかというところを見てほしいです。

そういう人もいると思うよ！

もちろん、書いてあることをしっかりやるのがいいんですが、スキンケアって書いてある通りにいかないことが多い。答えがないから。

基本的には、そのほうが安心ではあるよね。

そうだね、ダブル洗顔不要だけど、界面活性剤の量が多いとか、洗浄力が強いものもあります。逆に界面活性剤の量を増やしているけど、界面活性剤一つ一つの洗浄力を減らして、やさしく作っているものもありますね。だから「ダブル洗顔不要のものが絶対安全」ということではないかな。

そうなのよ。クレンジングって実はめちゃくちゃ奥が深いんだよね。

そうだね、市場にあるドラッグストアにあるものを１個１個試すというのは、なかなかできないからね。MERAYでは、その「試せない」っていう購入体験の問題を解消したいと思って、セレクタブルという考え方にたどり着いてるんだよね。

本製品を買う前に、試して自分にどれが合うんだろうという体験ができるのは、美容の商品に関してはすごく大事だ思う。

もう少しお待ちください（笑）