そうですね。

ミルクとジェルは、水溶性保湿成分の割合が多いので、油分の量が少なく、一般的にクレンジング力が低いことが多いです。でもMERAYは、クレンジング力が高くて使いやすいミルクとジェルを作ることを目指していました。だから配合できる限られた油分は、クレンジング力の高いオイルにする必要があったんです。

ゴールデンホホバオイルは素晴らしいオイルなんですが、クレンジング力が高いわけではないです。だから、ミルクとジェルには使えなかったんです。

「人間の肌への浸透力が高いオイル」というのが優れているポイントです。人間の皮脂の25%は「ワックスエステル」という成分でできています。これは人間の皮脂の中で単一成分としては１番多い成分なんです。そしてこの「ワックスエステル」は、ゴールデンホホバオイルのおよそ97%を構成しています。

なので、ゴールデンホホバオイルは肌馴染みがよく、安全性が高くて、保湿力も高いというわけ。その保湿力の高さで、肌がもちもちになったという感想をよくいただきます。

ゴールデンホホバオイルを配合している商品はそこそこありますが、配合量が少なく、ほぼ入っていないという場合もありますね。

１番の理由は価格が高いからです。利益優先で作ると、いい成分だけど費用対効果が悪いから高配合はできないね、となります。

化粧品でここまでゴールデンホホバオイルを高配合している商品は、あまりないかもしれないですね。利益度外視で、本当に肌のことを第一に考えて商品を作っているというのは、自分たちの誇りでもあります。

ホホバオイルというのは、クリアホホバオイルのことですね。ゴールデンホホバオイルを精製した無色透明のオイルです。

精製してしまうと栄養分が取られてしまって、ホホバオイルを使う意味がなくなってしまうんです。なので、僕たちは無精製のゴールデンホホバオイルを使うということにこだわっています。またMERAYではオーガニック・無農薬栽培のホホバを使っているのも特徴だと思います。

圧倒的に酸化しづらいというのが大きな特徴です。植物性オイルは酸化しやすいものが多い中で、ゴールデンホホバオイルは抗酸化作用が強いです。化粧品として酸化するということは、劣化が激しいということなので、その分肌への刺激も大きくなってしまいます。なのでゴールデンホホバオイルが酸化しづらいということは、お肌の刺激になるリスクが極めて低いということです。

むしろ酸化しやすいから肌の刺激になりやすいです。

浸透性が高いので、毛穴に入り混みやすく、毛穴汚れを浮かせやすいという特徴があります。
ゴールデンホホバオイルってエステル油なんですね。エステル油は角栓の周りを削ることができるんだけど、そうすると残った角栓の芯がグラグラしてくる。だから一時的に角栓が目立つんだけど、最終的にその芯がぽろっと落ちる。毛穴へのアプローチとしてとても面白いなと思っています。

そうですね。毛穴の根本的なケアができるという期待をしています。

価格が高いだけでなく、安定させるのが非常に難しいんです。ゴールデンホホバオイルは、すぐに分離してしまうので、化粧品としての扱いが難しいんです

以前に僕たちがサンプルで作ったものでも分離してしまったものもたくさんありました。だから使いたくても使えないという希少な成分ですね。