
Meray Beauty Channel #48美容成分◯%ってすごいの?
December 30, 2023
2022年の11月に正式ローンチしたセレクタブルビューティーブランド、MERAY。4種類のクレンジングから、わたしにぴったりなものを選ぶことができる「セレクタブルクレンジング」を販売中です。
「MERAY Beauty Channel」では、MERAY代表の柳本と、プランナーの山本が、MERAYの開発の裏側や、スキンケアのさまざまな疑問について対談でお届けします。
今回のテーマは「美容成分〇%」の捉え方について。この数値が高ければ高いほどいい商品ということなのか、やなさんに聞いてみました。

やなさん = MERAY代表、柳本剛

あづ = MERAYプランナー、山本あづさ
Meray Beauty Channel
#48自由に決められる
美容成分の定義
やなさん

少しカラクリがあるだけで、何もすごいことはないというのが結論です。
あづ

何もすごくないんですか!?
やなさん

カラクリを知ってしまえば「美容成分100%の化粧水」っていう言い方ができちゃいます。

あづ

どういうことですか...そもそも美容成分ってなんなんです?
やなさん

そもそも各メーカーによって美容成分がなんなのかの解釈が違うんです。一般的に美容成分は〇〇ですと定まっていないため「ここまでが美容成分でいいよね」と各社自由に記載しています
Meray Beauty Channel
#48水も美容成分?
あづ

え〜そうなんですね...! 美容成分って具体的に何が含まれているんですか?
やなさん

ほとんどの化粧品には、水=精製水が含まれています。例えば化粧水は水の配合量が多いんですけど、その水を美容成分に含めてしまえば、簡単に美容成分何十%と、かさ増しすることができてしまいます。
あづ

水って美容成分に入るんですか!?

やなさん

MERAYの解釈では入りません。ですが、水は保湿成分だと無理やりな解釈をして美容成分と表記してしまうブランドは多いです。
あづ

本来は保湿成分を美容成分というふうに捉えるべきだけど、その保湿成分の中に水を入れている場合があるということですね。
やなさん

場合があるというか、美容成分100%に近い数字を打ち出しているものは、ほとんど水を美容成分に入れてると思います。入れていないと、美容成分は20〜30%くらいしか普通はありません。プロダクトにもよるのですが、水を入れることで4割以上、ひどいところだと7割以上かさ増しできてしまいます。

あづ

え〜!そうなんですね!大体80、90など100%に近いものが多いですが、その中には水が含まれている可能性が大いにあるということですね。
やなさん

そうなんです。
あづ

水が美容成分として扱われていることはわかりましたが、メーカーがそのように謳うのは、商品を凄そうに見せるためなんです?
やなさん

単純に一般消費者が美容成分〇%と記載していると「お肌に良さそう・優しそう」と思っちゃう消費者心理をうまく利用しているということです。賢い消費者は騙されないようにしましょうね、騙されるほうが悪いという解釈です。
Meray Beauty Channel
#48美容成分に対する考え
やなさん

消費者を騙して物を売る・利益を上げるという手法を僕らはすごく嫌っています。このような手法は数字が大きければ大きいほどインパクトも大きく、購入の動機になってしまうので、数字を大きく見せるために悪魔に魂を売る必要があるんです。それって結局消費者のためではなく、自分達の利益の追求のためにやっているので、僕はそれをダサいと思ってしまいます。
あづ

なるほど。そもそも「美容成分〇%配合」と記載がある商品は要注意な可能性があるということですか?
やなさん

正直に言ってればいいんですけど、本当なのかどうかの判断が難しいんです。なので僕は極力「美容成分〇%配合」と書いていないプロダクトの方が誠実だなと感じます。他に勝負できる強みがあるブランドは、こういうこと書かないですからね。

やなさん

難しい言葉で説明されてもわからないから「美容成分〇%配合」のようなわかりやすい表現がされている商品が売れてしまうんですね。
あづ

悲しいですね。でもそれが現実なので、消費者側が賢くならないとですね。
やなさん

僕はこれからは消費者はもっと賢くなっていくと考えています。だから、あえてそのような表現はしていないということです!
あづ
ずっと前から気になっているんですが、化粧品によく記載されている「美容成分◯%配合」ってすごいことなんですか? 大体90%など100%に近い数字になっていますが、そもそもその美容成分がなんなのかもよくわかりません。