人によって肌質、メイクの濃さ、洗顔にかけられる時間、洗いあがりの質感の好みなどがバラバラのため、１種類のクレンジング（元々制作していたバター）だけでは一人一人に寄り添えないと考えるようになる。バターに加えて、市場で人気の高いオイル、ミルク、ジェルを追加で開発開始。

ゴールデンホホバオイル以外に、クレンジングと相性の良いオイルがないか、また炭化水素、エステル、油脂系でどれがベストなオイルなのかを検証。

クレンジング力＋乳化不要をバランスよく達成できるのはエステル油だと気づく。

エステル油をベースに使いやすいとろみのある粘度に調整。しかしとろみを足したことで、クレンジング力が落ちてしまった。

面談した製造メーカーの中から10社に絞り、オイル、ミルク、ジェル、バター4種類のクレンジングのサンプル製造を依頼。その中で１番MERAYが望む処方を組んでくれた株式会社テイクジーン様と今後の開発を進めることに決定。既存のテンプレートを使うのではなく、MERAYが求める商品を0から開発することに。最後まで付きあってくださる根気と情熱が感じられた。

高いクレンジング力、濡れた手OK、肌にやさしいを求めてテイクジーン様で開発開始。洗い上がりの肌へのぬめり感が強いので、抑えるように改善を依頼する。

今までの中で１番評価の高いサンプルが完成。以下のパターンを検証することに。
1. 保湿力をキープしつつ、クレンジング力をアップ。
2. 洗い上がりをさっぱりさせつつ、お風呂上がりは保湿力がある。

2種類のサンプルの違いがあまりよくわからなかった。Ver. 24のバランスが１番良かったかもしれない。

美肌ラボRound 1実施 （Ver.24でテスト）
20名の方に、オイル、ミルク、ジェル、バターの各タイプを１日ずつ使用後、その後１週間継続したいタイプを選択してもらったところ、きれいに４つに別れる。
オイル選択の方から、オイルの残留感が気になるという声を多数いただく。

美肌ラボRound 2実施
美肌ラボRound 1で、一部クレンジング力が足りないと回答された人がいたので、以下の２パターンを制作しテスト。美肌ラボRound 1でオイルを選択された方に改修したサンプルを使用いただいたが、調査結果から方向性が見えず、質問の仕方を変更し、再度調査を行うことを決定。
1. クレンジング力アップ
2. 保湿力アップ

美肌ラボRound 3実施
Ver. 26の1. 保湿力アップと2. クレンジング力アップタイプを再比較。20名の方に使用していただき、感想を伺った。
人気の高かった保湿力アップタイプをベースに香料ありで改善することを決定。ゴールデンホホバオイルを配合しているため、「基剤の香りが気になる」という声が非常に多かったため。

香料入りを制作。香料が弱すぎて原料臭がするため、香料２倍入りを制作することに。

香料２倍入りを制作。基剤の香りがまだするので、香料３倍入りを制作することに。

香料３倍入りを制作。香りが甘すぎる可能性があるため、他の香りを検証。

香料３倍入りで、香料を変更したタイプを制作。変更した香料よりも、元のものがあうと判断し、Ver. 29で進めることを決定。